幻(まぼろし)
酒蔵さんぽ。今回は広島県竹原市中央5丁目9ー14にあります「中尾醸造株式会社」さんを散歩。
こちらでも購入できますが、酒蔵の中で販売という形では無く、事務所で購入する形なので、予約無しで出向いた場合は、酒蔵の見学はできません。
中尾醸造を代表する銘柄は「幻」と「誠鏡」の二枚看板で、幻の「黒箱」は、酒好きの方へのプレゼントで大変喜ばれました。(高価な為、自分で飲んだ事はない・・)
純米大吟醸である幻のルーツは「リンゴ酵母」の発見から始まるとの事。そのリンゴ酵母は、4代目が発見し、発見から7年もの歳月を経て、酒造りに活かされる事となったそうです。
1949年から3年連続で、皇室新年御用酒を献上したり、ANAやJAL等のファーストクラスで出されたり、ミシュランの3つ星店で提供されたり等、
「幻」の名前は世界中に知られるようになったようです。いつか嫁に内緒で買ってみます(笑)
事務所で購入できる
中尾醸造では、事務所で酒を購入する事ができます。酒蔵に来たって感じはありませんが、どんな酒なのかを説明してくださりますし、通販と違って送料がかからない為、お近くに来た際には、行ってみるのもいいかなと思います。
火入れ商品は勿論ですが、生酒も購入したいと伝えると、わざわざ蔵まで取りに行ってくださります。かけ足で取りに行ってもらい申し訳なかったです。ありがとうございました。
試飲はできない
中尾醸造では試飲はできません。幻の黒箱は売り切れでした。人気商品で、品薄の状態が続いているとの事で、まさに幻の酒となってしまうのでしょうか?
誠鏡 無濾過生酒
購入したのが「誠鏡(せいきょう)無濾過生酒」です。中尾醸造で1番の辛口だというこの商品を、甘口好きの私が購入してみました。
とってもハードな辛口で、生酒のフレッシュ感と、お米の甘い香りが広がるのですが、キレが良い為、後を引きません。そして、舌にビリビリと伝わる辛味が、たまりません(笑)
荒々しく飲み応えのある商品で、刺激的な爽快感が、和食との相乗効果を発揮するであろう事は明白でございます。ちょっと淡白な白身魚と合わせても、旨味を引き立ててくれるのではないでしょうか?
誠鏡 スパークリング
もう1本購入したのが、「誠鏡 スパークリング」でございます。
こちらは「薄にごり」となっており、甘さは控え目の為、ガッツリした肉料理等に合うかなと思います。スパークリング清酒〇〇とかとは全く違った、本格的な日本酒の味わいも楽しめますし、
アルコール度数も13%と、やや低めですし、炭酸のシュワっとした爽快感がゴクゴクと飲めてしまう為、小さいサイズを買ってしまった事を後悔する程、秒で無くなりました(笑)
最初は、上澄みの透き通った部分を飲み、爽快感とキレを楽しみ、一度キャップを閉め、ゆっくりと上下に混ぜ合わせてから、再度頂きます。
甘酒感が追加され、甘みと刺激のコントラストが絶妙でございます。砂糖の甘さでは無く、米の甘みと香りを存分に楽しめる本格的なスパークリング。お勧めさせていただきます。
いつか幻の黒箱を飲みたい中尾醸造。是非さんぽしてみてください。
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