白牡丹酒造「純米吟醸 生」

延宝3(1675年)創業

酒蔵さんぽ。今回は広島県東広島市西条本町15番5号にあります「白牡丹酒造」さんを散歩しました。

戦国武将「石田 三成」(いしだ みつなり)の軍師として知られる「島 左近」(しま さこん)の、ひ孫によって延宝(えんぽう)3年(1675年)に創業します。

「三成に 過ぎたるものが二つあり 島の左近と 佐和山の城」この言葉は有名ですよね。戦国の世に名を馳せた島左近は「義の人」として語り継がれています。

棟方志功 デザイン

白牡丹のロゴは「棟方 志功」(むなかた しこう)作で、日本を代表する板画家(はんがか)であり、伝統的な技法を用いながらも独自のスタイルと哲学を展開し

後世の芸術家達に大きな影響を与えています。と他のHPで拝見しました…

しかし白牡丹は、偉人との繋がりが深い酒蔵なんですね。こうやって調べることで白牡丹のロゴが更に芸術的に感じることができるわけです。

大吟醸 いちの雫

特別な逸品「大吟醸 いちの雫」価格は「10000円」を超える。私だと普段は絶対に手が出ないんで、スルーする商品ではあるんですが(笑)

2025年9月までの期間限定で「ほろよい散歩クーポン」というのがありまして、これを利用すると試飲ができるんです。

クーポンについては別記事で詳しくまとめていますので、そちらをご覧ください。

この価格帯の日本酒を私は飲んだことがなかったんですが、ほんと別格の味わいでした。もし散歩する方は絶対にクーポン使って試飲してくださいね。

試飲できます(有料)

クーポンを使わなくても試飲はできます。コイン1枚を200円で購入するスタイルで、私が散歩した時にあったのは「藝陽男山」(げいようおとこやま)という商品でした。

江戸時代から続く生酛造り(きもとづくり)で仕込まれた酒は、商品名の通りで、圧倒的力強さを感じました。

正直なところ、日本酒入門には完全に向いていない商品です。玄人向けと、蔵人の方も言われていました。アルコール度数は20%を超え

ファーストインパクトで、アルコールのキツさを強く感じ、ビリビリと舌に刺激を感じます。この刺激感は過去トップクラスでした。

しかし、後から濃厚な旨味をしっかりと感じることができ、最近流行りのフルーティーな日本酒とは違った、クラシックの中のクラシック。

最近の流行りは物足りないという玄人の方にはピッタリの商品ではないでしょうか?

白牡丹 純米吟醸 生

私は購入したのは「白牡丹 純米吟醸 生貯蔵酒」です。

フレッシュな良い香りと、米の甘さをしっかりと感じ、その余韻も残る私が好きな味わいです。先程紹介した「藝陽男山」とは真逆の味わいかと思います。

甘さの後に、しっかりとしたアルコール感と渋みも感じることができ、ただ甘いだけではない奥深さを感じることができました。

同じ蔵で造っても全く違った味わいの酒ができる。面白くて美味しい。やっぱり日本酒っていいな~と思いました。小学生みたいな感想になっちゃった(笑)

偉人達との繋がりや、長い歴史、クラシック、モダン。様々な顔を見せてくれる白牡丹酒造。是非散歩してみてください。

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