「盛川酒造」白鴻(はくこう)

白鴻にハマる「盛川酒造」

今回は、広島県呉市安浦町にある、盛川酒造さんを、さんぽさせて頂きました。

個人的ではありますが、初投稿ですので、どこの酒蔵さんを紹介しようか一週間くらい本気で悩んだのですが(笑)今、私の一押しである

白鴻(はくこう)を作っている、盛川酒造さんを紹介させてください。

広島の美味しい水を使用

仕込みの水が、標高839m、自然豊かで、絶景が魅力的な、野呂山の地下水を、蔵内で汲み上げており、お酒造りにおいて、最も重要とされる「仕込み水」に使われております。

盛川酒造さんがある場所も、山と川に囲まれ、昔ながらの田舎町といった感じで、とても風情を感じました。

車から撮った、盛川酒造さんに続く道です。かなり細い道ですので、対向車が来たらどうしようと、ビクビクしながら進みました(笑)

軟水醸造法

江戸時代のお酒は、硬水で作られるのが一般的だったと言われています。しかし、広島の水は、軟水の場所が多く、盛川酒造さんが使われている、野呂山の水も軟水でした。

酒造りには、カルシウムなどのミネラルが豊富な硬水が適していると言われており、その理由としましては、硬水に含まれるミネラル分が、酵母の栄養となるからです。

ですので、軟水で作ったお酒は、甘口で日持ちしないと言われていましたが、その常識を覆したのが、軟水醸造法と言われる、画期的な手法でございます。

1897年の東広島市安芸津町で
三浦仙三郎さんが、軟水醸造法での酒造りを確立させたと言われております。

硬水で造る場合、酵母が活発に働き、発酵が活発になる為、若い麹を使用するのですが、軟水の場合は、発酵が進みにくいので、麹を、しっかりと育ててから使用するようです。

一つのお酒が、ここまで時間をかけて造られている事に驚きと、細かな調整等、しっかりと手間をかけてお酒を造られているんだなというのが、お話しを聞いて感じた素直な感想でした。

白鴻 四段仕込純米酒 赤ラベル

盛川酒造さんの作られる白鴻の中でも、私が特に、おすすめしたいのが、こちらです。

日本酒のコンクールで、何度もゴールドメダルを獲得した事のある、白鴻の赤ラベル。

甘口ですが、甘ったるい感じは一切無く、スッキリとした甘さですので、料理と共に楽しめるかと思います。

そして、個人的に素晴らしいと思うのは、なんと言っても、コストパフォーマンスが高い事です。高いお酒は、当然美味しいですよね?(高いお酒は買えないのでイメージです‥)

赤ラベルは、低価格でありならも、その香りや味わいは、安っぽさなど一切感じる事が無い、素晴らしい仕上がりとなっております。

純米酒でありながら、口に入れた瞬間の、スッキリとしていながらも、フルーティーな味わいと、やや感じる甘酒感が絶妙のバランスで、最高に美味しいです。

甘酒四段仕込みという手法で作らており、仕込みの最後に、甘酒を入れているとの事で、

常温で飲むと、しっかりとした甘さを感じる事ができ、冷やして飲むと、スッキリ感が増し、より食事に合わせやすくなります。

白鴻 辛口純米酒 生酒

こちらは、期間限定の生酒で、行った時には、もう在庫も残り少ないとの事で、購入させて頂きました。

生酒(なまざけ)は、火入れ(加熱処理)を1度もしておらず、封を開けた時に「プシュー」とガスの抜ける音が心地よく、

口に含んだ時の、フレッシュなアルコール感が濃厚で、赤ラベルとは違った、キリっとした辛口となっております。

生酒は、キンキンに冷やして飲むのが好きで、かなり濃厚なアルコール感がある為、私は邪道と言われるかもしれませんが、少し氷を入れて飲む事もあります。

通常の純米酒等に氷を入れると、薄くなり過ぎてしまうのですが、生酒の場合は、丁度良いサッパリ感と、飲みやすさになる為、個人的に、おすすめの飲み方です。

試飲をさせてもらる

初めて見るお酒を、デザイン等の見た目で買うのも楽しいですが、好みの味かどうかは分かりません。ですので、試飲をさせて頂ける酒蔵さんや、販売店さんだと、好みのお酒を安心して買う事ができます。

森川酒造さんでも、試飲をさせて頂き、これまでは赤ラベルしか飲んだ事が無かったのですが、黒に、ピンクが美味しくて買っちゃいました(笑)

酒粕に、石鹸、カステラ、かりんとう等もあったので、是非お試しください。

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