日本一の酒どころ
今回散歩したのは神戸市東灘区住吉南町4丁目5-5にある「白鶴酒造さん」です。
日本一の酒どころと言われる兵庫県の灘にあり、酒造りを行う冬には、六甲おろしと言われる冷たい風が吹き、鉄分が少なく
リンやカルシウム、カリウムなどが多く含まれたミネラルの多い水。山田錦を始めとする最高品質な酒米が取れる米の産地で
酒造りに適した土地である事と、確かな技術力を持つ酒蔵が多い事からそう言われているようです。
白鶴酒造資料館
白鶴酒造は大正初期に建造された酒蔵を利用して酒蔵資料として見学する事ができます。
昭和40年代中頃まで実際に使われていた蔵という事で、昔はどうやって日本酒を作っていたのかを知ることができますし、
等身大の人形を配置する事で、よりリアルに酒造りの工程を体感できるのかと思います。
オリジナル酒米
白鶴酒造では、日本を代表する酒米である「山田錦」に勝るとも劣らない米を作るという事を目標に新しい酒米の開発を開始しました。
具体的には、山田錦の兄弟種を作るというアプローチで、数百系統に及ぶ米を収穫して、その中から更に優れた米を
100系統選んで栽培し、更に更にそこから、より優れた米を選び抜くという、とんでもなく、こだわった作業をされているらしく、
開発開始から8年の2003年に、とうとう山田錦にも劣らない最高品質の酒米が誕生したのです。
白鶴錦の特徴
・大粒で心白が大きい
・雑味の素となるタンパク質や脂質が少ない
・お米を磨く際に割れにくい
・稲の背丈が低く倒れにくい
このような特徴のある酒米で、芳醇な香りとキレイでスッキリとした仕上がりになるらしく、日常の食卓に寄り添った白鶴らしい酒になるのだと思います。
試飲できます(無料・有料あり)
試飲の時は高い酒を飲みたい(笑)という事で試飲した「山田錦」を使った酒は、ほんと濃厚でフルーツのような甘い香りと
旨味で口の中が幸せで溢れるような飲み応えある商品でした。しかし・・どれを飲んだか忘れてしまいました。すみません。メモ取ってたんですが多分ホテルに忘れました(笑)
無料の試飲コーナーもあり、ひやおろしはアッサリとした軽めの酒で、蔵酒も綺麗でサッパリ感ある白鶴らしい仕上がり。
にごりゆず酒はジュースみたいに飲めちゃうので危険です(笑)
有料試飲をすると、可愛いおちょこも貰えます。
豊富な物販
さすが白鶴といった感じの豊富な物販。日本酒は勿論ですが、缶で気軽に飲める酒って嬉しいですよね。飲み切れて気軽に手に取れる。
こういう商品が増えてくると日本酒の人気も更に上がるんじゃないでしょうか?しかし、こういったチャレンジをするのにも莫大な資金がかかると思いますし、
大手酒造メーカーである白鶴酒造だからこそ出来る取り組みでもあるのかな?とも思います。
白鶴 灘の生一本
購入したのは、白鶴純米酒「灘の生一本」です。
白鶴の独自開発米である「白鶴錦」を100%使用した純米酒で、とてもキレイでスッキリとした味わいでした。スーッと消えていく旨味とキレ。
これは食中酒として何にでも合う万能タイプの酒ではないでしょうか?
豊富な見学室と物販。見所満載の白鶴酒造。是非さんぽしてみてください。
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