木次酒造「雲」「さくら」

島根県雲南市へのこだわり

酒蔵さんぽ。今回は島根県雲南市木次町木次477-1にあります「木次酒造」(きすきしゅぞう)さんを散歩しました。

神話「ヤマタノオロチ伝説」にて大蛇を酔わせた酒が造られたとされる島根県雲南市。仕込み水や酒米。ラベルの和紙まで地元で揃えており

地元にこだわって酒造りをされているとのことでした。お話しを聞いていると、地元への愛情が伝わってきて、雲南市に誇りを持っているんだなと感じました。

自分が育った場所に誇りを持てるって素晴らしいことですよね。私も生まれ育った場所が好きではありますが不自由に思うことのほうが多いので

誇りには思えないかな…(笑)

積極的に攻める酒造り

木次酒造では、お酒が美味しくなる為の新しい技法や製法などを積極的に取り入れられているとのことで、年によって、かなり味わいが違うんです。

と言われており、今現在の味に満足するのではなく、常に美味しい酒を造りたいという攻める姿勢が素晴らしいなと感じました。

毎年違った味を楽しむことができるのは、飲み手にとっても嬉しいことなんで、これからも新酒の時期には要チェックですよ。

試飲できます(無料)

試飲は無料でさせていただけました。何種類も出してくださり、ご自由に飲んでくださいね。って自分で注ぐスタイル。

面白いネーミングの「うん、何?」は、雲南市を舞台に撮影された「錦織良成監督作品」を記念して造られた酒で

1年間熟成していた商品とのことで、角の取れた佐香錦の旨味と少し燻製のような味わいを感じる面白くて美味しい酒でした。

全体的にサッパリとしながらも、熟成による旨味やまろやかさを強く感じる酒が多く「食が酒を酒が食を引き立て合う」という

木次酒造の考え方にピッタリとハマっているなと感じることができました。

雲 無濾過生原酒 純米吟醸

購入したのが「雲(くも)無濾過生原酒」です。

第一印象は、お米の良い香りが凄くするなと思いました。佐香錦を使っていて、旨味の余韻が長く続きます。しっかりと重厚感ある味わいと

アルコールのパンチも強く、飲み応え抜群の商品でした。

発砲うすにごり さくら

もう1本購入したのが「発砲うすにごりさくら」です。

桜色を出そうと思ったんですが思ったよりも色がでなかったんですよね。と言われており、次はもっと色を出したいんですと、

今後が楽しみな商品だなと思い購入。炭酸のように吹き出すこともあるので、ゆっくり開けては閉めてを繰り返しながら封を開けてください。

しかし、今回購入したのは蔵で2年間熟成されていたものということで、少し発泡感を感じるかな?

くらいの弱さだったので問題なく開封しました。確かに発泡感はありませんが、ややフルーティーな香りと、混ぜることで

乳酸飲料のような甘い酸味を強めにしっかりと感じます。これは熟成によって強調されたんじゃないかな?と個人的には思っていて、

ちょっとクセになる酸味が個人的には好みでした。美味しい酒を造るために試行錯誤しながら新しいことへのチャレンジを続ける木次酒造。是非散歩してみてください。

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