瀧自慢は1人が100杯飲みたくなる酒造りを目指している

三重県の県境にある蔵

酒蔵さんぽ。今回は、三重県名張市赤目町柏原141番地にあります「瀧自慢酒造」(たきじまん)さんを散歩しました。

三重県と奈良県の県境に位置し「平成の名水百選」にも選ばれた「赤目四十八滝」(あかめしじゅうはちたき)の伏流水を仕込み水に使用しています。

赤目四十八滝は「忍者の修行場」であったとも伝えられていて、有名な伊賀忍者達が修行していた場所なのかもと思うとワクワクします。

百人よりも一人に

瀧自慢酒造の目指す酒造りは「百人が一杯飲む酒より、一人が百杯飲みたくなる酒」

現在のトレンドは「フルーティー&ジューシー」な味わいの日本酒。トレンドを追いかけることもビジネスとしては必要かもしれません。

しかし、流行りの酒を求めるのではなく、瀧自慢という酒を求める方に届けたいという造り手の気持ちが伝わってくるような文章でした。

流行りに左右されない酒造り。これからも、瀧自慢だから飲みたいんだ。という酒を造り続けてほしいと感じました。

試飲ができます(無料)

試飲は無料でさせていただけます。気になるものがあれば。と2本出してもらいました。

「辛口純米 滝水流」(はやせ)「純米吟醸 吟風50」(ぎんぷう)

辛口純米は「伊勢志摩サミット晩餐会」で食中酒として出され、キリっとキレよい辛口で、サッパリとしており、料理に合わせやすい万能型といった感じでした。

純米吟醸 吟風50

試飲をして購入したのが「瀧自慢 吟風50」(ぎんぷう)です。

酒米は「北海道」で栽培された「吟風」を使っていて、近年の温暖化によって品質が低下してしまう米も多い中で

北海道では高品質な酒米が栽培され、全国でも取り扱う蔵が増えているとのことでした。あの寒い北海道でも米が育つくらい温暖化って進んでるんですね。

北の豊かな大地を想像させる豊潤な米の旨味とフレッシュな香り。キリっとした辛口ですが、サッパリとし過ぎない旨味の余韻が楽しめます。

この酒も料理との相乗効果が期待でき、個人的には、甘めの煮魚なんて最高なんじゃないかと思います。試してください。

流行りに流されず、自分達が追い求める酒を造り続ける、瀧自慢酒造。是非散歩してみてください。

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