金光酒造「山頭火 にごり生酒」

地産地消の日本酒

酒蔵さんぽ。今回は山口県山口市嘉川5031番地にあります「金光酒造」(かねみつしゅぞう)さんを散歩しました。

昔ながらの伝統的な酒造りを大切にして、自分達の目の届く範囲で少量生産される「山頭火」(さんとうか)を代表銘柄としている金光酒造。

100%山口県産の米を使用し、造った酒のほぼ全てが地元の山口県で消費される。地産地消を推進している蔵です。私自身も湯田温泉に宿泊中に

居酒屋にて旨い酒があるな。どこの酒だろうと調べて、そのまま散歩させてもらいました。たまたま近くで良かったです。

山頭火とは?

代表銘柄にもなっている「山頭火」ですが、実は人の名前なんです。山口県生まれの「俳人」(はいじん)簡単に言えば俳句を詠む人ですね。

「種田山頭火」から付けた名前になります。約12000もの句を詠んだとされ、現在でもドラマや漫画に登場したりもする凄い方という印象です。

金光酒造と山頭火との接点ですが、種田山頭火は約10年間、県内で酒造業を営んでいたことがあるのですが、 大正5年に倒産します。

金光酒造の前の会社が、山頭火の会社を吸収合併したことで、代表銘柄である山頭火が生まれました。

試飲できます(無料)

金光酒造では無料で試飲をさせてもらえます。広島から来たことを伝えると、蔵人の方も広島の大学に行かれていたという話しをしていただき、

広島のあんなことや、あんな場所の話題で楽しませていただきました。

試飲させていただいたのは「純米吟醸生酒」フレッシュでフルーティーな香りと、サラリとした飲み口で、アッサリとしながらも、

少し甘くて若干の酸味のインパクトがバランス良く、クリアで美味しい酒でした。

山頭火 にごり酒 生酒

購入したのは「山頭火 にごり酒 生酒」です。新酒にごり酒で限定酒となります。

生酒のフレッシュでフルーティーな香りに、しっかりとした甘さが合いますね~。アルコール18%を感じさせない、まろやかでトゲの無い、濃厚な味わいが最高です。

甘いだけではなく、少しの苦みのアクセントがバランス良くて、クセになります。

販売されている酒屋さんでも毎年多くの問い合わせがあると言われる限定酒。お腹がグ~っと熱くなる満足感もあって、ついつい、もう1杯と手を伸ばしてしまう旨さがあります。

最近では日本酒と言えば海外人気が高くて、国内の消費量は減っている。という記事をよく見かけます。

そんな中で、なるべく地産地消。山口県で造り山口県で消費したいという蔵の考え方は素晴らしいと思いますし、私達も、もっと日本酒を身近に。

日本の伝統ある酒造りが世界で認められるのは、とても誇らしく、蔵人の方々も大変尊敬しております。だからこそ、まずは日本で日本酒を飲みましょう。

日本でも海外みたいに日本酒を盛り上げましょう。そんな力や発信力はなくても、思う事は自由じゃないですか。

そういう思いで、これからもブログやYouTubeを更新していこうと思います。素敵な接客と素晴らしい理念。金光酒造。是非散歩してみてください。

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