家族で造る小さな蔵

酒蔵さんぽ。今回は大分県宇佐市長洲3341にあります「小松酒造」(こまつしゅぞう)さんを散歩しました。
明治元年創業で、訳あって昭和63年に製造を中止することとなり、平成20年に6代目の帰省を機に製造を再開した酒蔵になります。
20年休止した酒造りを復活させることに大変苦労されたとのことでしたが、家族を中心とした丁寧な酒造りは多くの新しいファンを獲得することになります。
自慢の息子


接客していただいたのは、杜氏のご両親で、自分の息子がどこで修行をして、どういった日本酒を目指して酒造りをしているのか。
現在は和食だけではない、多様化した料理を食すようになった私達。そんな料理に寄り添いながらも、存在感ある日本酒。だからといって
香りにだけ頼らない、料理に寄り添い、さらに箸が進むような酒を造っていきたい。そういった思いがあるそうです。
杜氏の修業時代にあったお話しなどを、誇らしそうに話す、お母さまが印象的で、自慢の息子さんなんだな。と心がホッコリと温かくなったのを今でも思い出します。
試飲させてもえます(無料)

楽しくお話しを聞きながら、どんどんと冷蔵庫から出される日本酒達(笑)
「広島から来たの?遠いところからありがとね。こんなお酒もあるから試してみる?」
と沢山試飲をさせてもらい、本当にありがとうございました。自分で好きだだけ入れて飲んでと言われ、太っ腹だなと感じました。
家族で造った大事な酒です。商品です。雑に飲んでいいわけがありません。私も少量をしっかりと味わい、購入する商品を選ぶ参考にさせていただきました。
どれも上品な甘さと旨味をしっかりと感じました。酸味の感じ方や甘みの余韻やキレの良さなど、どれも特徴が違う旨い酒なので、
こうやって比べて飲めるというのは、家でなかなかできることではない為、ありがたいですよね。
豊潤 特別純米 大分三井

購入したのが「豊潤(ほうじゅん) 特別純米 大分三井 無濾過生原酒」です。
大分県で開発された米「大分三井」(おおいたみい)大粒で栽培が難しいことから昭和40年に1度姿を消しますが、大分ならではの日本酒が造りたいと、
6代目が農家さんに依頼し、一握りの種籾から復活させた貴重なお米で仕込んだ酒でございます。
おりがらみとまではいきませんが、若干のおりが残った薄にごりで、酸味と旨味がしっかりしており、発酵された乳製品のような、甘くて良い香りがしました。
爽快感があって、フレッシュで、後口はキレが良いため、甘ったるい感じは一切しません。とても美味しい酒でございます。大分ならではの日本酒を堪能させていただきました。

他にもJALのファーストクラスに採用された酒や、金賞を受賞した酒など、飲んでみたいものが多い、小松酒造の豊潤。
素敵な家族の絆を感じることができ、アットホームで素晴らしい対応をしていただきました。あなたも是非散歩してみてください。
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