茅葺屋根の酒蔵
兵庫県三田市木器340にあります「岡村酒造場さん」を散歩してきました。
到着して、まず目に入るのが大きな「茅葺屋根」白川郷などで有名な、茅葺(かやぶき)屋根は、夏に涼しく、冬に暖かい為、四季のある日本に適していると言われていましたが、現代では、高温化によって、ほぼ秋なんてありませんよね?暑い時期が長すぎます・・・
話しを戻しまして、素材に使われているのが、ススキ・ヨシ・藁などを使用して作られ「最も原始的な屋根」と言われ、日本だけでは無く、世界各国でも見つかっているとの事です。
しかし、圧巻でした。普段見る事が無い為、感動しましたし、歴史ある酒蔵さんは数多くありますが、更に、茅葺屋根まで見学できるなんて、凄く得した気持ちです(笑)
自家製の酒米
岡村酒造場では、自ら酒米を作っており、酒米として有名な「五百万石」も作られているそうです。兵庫県は昼夜の寒暖差が大きく、降水量も少ない為、
「山田錦」の生産地として有名ですが、だからこそ多くの大手酒造メーカーがある為、なかなか小さな酒蔵には、良い酒米が回ってこないとの事でした。
それでも試行錯誤しながら、美味しいお酒を造り続けている岡村酒造場を応援したくなりますし、対応して頂いた「女性杜氏」の方も、とても素敵な接客で、色々とお話しを聞かせてもらいました。
試飲ができます(無料)
試飲は無料でさせて頂けます。数種類試飲させてもらいましたが、全体的に、綺麗でサッパリとした辛口の中に、心地良い酸味と米の旨味を感じる酒が多く、とても美味しかったです。
「三田壱」さんだいち 生酒 純米酒
購入したのが「三田壱」さんだいち 生酒 純米酒です。
フレッシュな香りが良く旨味の強い生酒で、酸味を強めに感じ、やや辛口のサッパリとしたキレの良さがあります。やはり良い酒米だからこその、強いコクが、味わい深さを持たせているように感じました。
お店の方は、兵庫県と言えば、神戸の酒蔵さんを周る方が多いですよね。と言われておりましたが、岡村酒造場のような風情と歴史ある酒蔵も、行ってみて感動を与えるレベルの、素晴らしい場所と人でした。
茅葺屋根は何十年かに1度は張り替えないといけないし、費用もどんどん高くなっているとの事でしたが、これからも、ずっと美味しいお酒を、この場所で造り続けてもらいたいですし、
伝統的な茅葺屋根も、できれば継続して頂きたいと勝手に思ってしまいました。私個人が、お酒を購入する事は、本当に微々たるものかもしれません。
しかし、このブログを発信し続ける事で、1人でも多くの方に、日本酒の伝統や、素晴らしさ、こんなにも素敵な酒蔵があるんだという事を
知ってもらえる機会になればいいなと思っております。岡村酒造場。是非さんぽしてみてください。
コメント