ほろ酔い城下蔵
兵庫県丹波篠山市呉服町73にある「鳳鳴酒造さん」を散歩してきました。
鳳鳴酒造の「ほろ酔い城下蔵」は、築200余年の建物を整備し、2001年に酒蔵見学施設としてオープンし、2003年に国の登録有形文化財になったとの事です。
昔ながらの町並みが残る、篠山城下町にあり、酒蔵の見学は勿論ですが、周りも観光地ですので、沢山のお店がある為、一緒に見学や、グルメを楽しむのも良いかと思います。
見所満載の酒蔵見学
見学室では、昔使っていた道具や、どうやって日本酒が作られていくかを学ぶ事ができます。実際に、昭和50年くらいまで、実際に酒造りを行っていた場所との事で、とても歴史を感じますし、
昔は、こんなにも手間をかけて、酒造りされていたんだな。本当に日本酒という文化って素晴らしいなと改めて実感させて頂きました。
※2枚目の写真ですが、縦で撮ってたらしく、かなり横に伸ばした写真になってます。
音楽振動酒
ん??なんだこれは?と思って見学室で立ち止まり、よく見てみると「音楽振動醸造装置」というものがありました。説明文を読んでみると、
音楽の振動を与えながら、酒を仕込むと、酒の分子が細かくなり、マイルドな酒に仕上がるとの事・・またまた~(笑)正直、この時の私は、かなり疑った目で装置を見ていました。実際に答え合わせができた為、後ほどご報告いたします(笑)
実際に、見学室では、クラシック音楽が流れていました。モーツァルトにベートーヴェンなど、仕込む酒によっても、聞かせる音楽が違っており、こだわりを感じました。でも、まだ、この時は信じてません(笑)
試飲できます(無料・有料あり)
見学室を周り終えると「もし、お車でなければ、試飲されていかれませんか?」と言って頂き、試飲をさせてもらう事となりました。
無料の試飲が何種類もあって、有料の試飲もできます。私は、音楽振動酒が気になっていた為、音楽を聞かせる前の酒と、聞かせた後の酒を飲み比べさせて頂きました。
すみません。私は正直者でして(笑)ハッキリと意見を言わさせてもらいます。最初に飲んだ、音楽振動酒を与える前の酒は、しっかりとキレが良くて、旨味と酸味、アルコールのパンチを兼ね備えた、とても美味しい辛口の酒。といった感想でした。
そして、音楽振動を与えた酒ですが・・・本当に同じ酒ですか・・・というくらい違ってました。まろやかさと、アルコールの荒々しさが消え、とても飲みやすくなっているのです。ただ熟成しただけでは、これだけの変化はありません。と言われており、
別の酒かと思ってしまう程、確かな違いがあり、旨味も向上していて、とても美味しかったです。皆様も是非、行かれた際には、飲み比べてください。
鳳鳴 ゆとり 冷やおろし
購入したのが、秋の限定酒である「鳳鳴 冷やおろし」です。
春の生原酒が、夏の間熟成し、秋の限定酒として目を覚ます。生酒のフレッシュ感は消えず、熟成によって、角が取れた、まろやかな味わい。やや辛口の中に、お米の甘みと、キレの良さを感じる、とても美味しい冷やおろしでした。
丹波篠山の風情ある城下町に、見所満載の酒蔵。豊富な試飲に、音楽振動酒。見学に行ったら間違いなく楽しめる、鳳鳴酒造。是非さんぽしてみてください。
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